タブインターフェースを使うための条件
メニューの表示にタブデザインを採用するサイトが増えています。
が、個人的には、ただ見栄えがいいからとの理由でタブデザイン(タブインターフェース)を採用するのは反対です。
ちょっと前に『タブインターフェースと“世界観”』というタイトルで、タブインターフェースを使うのに適した条件を、自分なりに考えて書いてみました。
が今読んでみると、内容がアバウトで我ながら意味不明な点もあります。
そこで今回は、もう少し具体的に条件を考えてみます。
これが正解というわけではなく、あくまで自分のための覚書きです。ご意見などあればいただけるとうれしいです。
以下、それぞれの説明です。
タブは、一つのデータを複数の条件で出し分ける目的に向いています。
例として、wikiのようなサービスが挙げられます。
Wikiでは、1ページ毎に、それぞれのページに対応した「閲覧」「wiki文法での編集」「リッチテキストでの編集」「ページ管理」といったメニューが存在します。それぞれのメニューに主従関係はありません。
このようなコンテンツの場合、タブインターフェースによる切り替えは理にかなっているといえます。


タブは、上下関係のない同じ種類の情報が大量にあったとき、それをある一定のルールに基づいてグループ分けして表示する目的に向いています。
ニュースサイトは(通常)、1ページに1つの記事が掲載されています。それぞれに上下関係はありません。このような状態を「並列関係」と規定します。
Amazon.co.jpにはかなり大量の情報がありますが、商品情報は(基本的に)「1ページ=1商品」です。このような場合に、タブによるグループ分け表示は適しています。

タブは並列関係にある同じ種類の情報を、あるルールにのっとって分割するから意味があります。情報に階層関係、主従関係があると、デフォルトのタブを開いている状態のときに他のタブをクリックしたらどのような結果になるかをユーザーが想像しづらくなってしまいます。
Amazonの場合、並列関係にある商品のみにタブが使われています。もし同じ種類に属さない、商品以外の「欲しい物リスト」や「カートを見る」がタブに含まれたら、とたんに難しいインターフェースになってしまうでしょう。
タブインターフェースを採用するなら、タブをクリックしたときにページ遷移をさせないほうがいいと思います。
ユーザーが、「タブをクリックしたらページ遷移が発生する」と想像しづらいからです。
ページ遷移が発生するかどうかわからないということは、タブを切り替えたときに「切り替えた前の状態が保存されているかどうか」の予想がユーザーにはつかない、ということです。
タブインターフェースを採用しつつページ遷移が発生する例として、Yahoo!メールとYahoo!カレンダーで起こる問題を考えてみます。

会議参加依頼のメールが届いて、その予定をYahoo!カレンダーに登録しようするときのフローを考えてみましょう。
ページの遷移が発生することをユーザーが想像しづらいタブインターフェースでは、情報のリセットが行われると想像するのが難しく、「元のタブに戻れば以前の状態が保存されている」ように錯覚しがちです。
これがもしタブインターフェースでなかったらどうでしょう。
もしボタンメニューだったなら、ユーザーは「メニューをクリックすると単にページ遷移が起きる、だから入力途中のデータはなくなる」と想像がついたはずです。
上記「ページの遷移が発生しない」の例でもわかるとおり、カレンダーとメールは同時に表示しつつ利用することがあります。このような場合は、タブインターフェースを採用するべきではありません。
タブは小さなスペースで多くの情報を表示するのに適していますが、それらの情報を比較しながら閲覧することに向いていません(というか同時に表示されないので比較すらできません)。
タブは、クリック率の低いインターフェースです。
ですから、「タブをクリックしてくれないとユーザーに楽しさが伝わらない」「クリックしなければサービスの目的が満たせない」ような場面で採用するべきではありません。
ヤフーのトップページにあるニュースコンテンツは優れた例だと思います。

「トピックス」という名前で注目の記事が表示されています。一般のユーザーは、トピックスの記事を目にすれば十分です。
もし他の記事を見たくなったり、他の記事を見る必要が生じた場合には、きっとタブをクリックしてくれるでしょう。
もともとニュースを見ることが目的なら、きっと「一覧」をクリックしてくれるはずです。
仮にユーザーがタブをクリックしてくれなくても、トップページの価値が下がることはありません。
5・コンテンツの内容をタブのタイトルだけで伝えることができる
が、個人的には、ただ見栄えがいいからとの理由でタブデザイン(タブインターフェース)を採用するのは反対です。
ちょっと前に『タブインターフェースと“世界観”』というタイトルで、タブインターフェースを使うのに適した条件を、自分なりに考えて書いてみました。
が今読んでみると、内容がアバウトで我ながら意味不明な点もあります。
そこで今回は、もう少し具体的に条件を考えてみます。
これが正解というわけではなく、あくまで自分のための覚書きです。ご意見などあればいただけるとうれしいです。
タブインターフェースを使うための条件
- タブの中にある情報が一つ、もしくは複数なら並列関係である
- ページの遷移が発生しない
- 複数タブの情報を同時に見る必要がない
- タブがデフォルトのままでもコンテンツの価値を失わない
- コンテンツの内容をタブのタイトルだけで伝えることができる
以下、それぞれの説明です。
1・タブの中にある情報が一つであること、または複数なら並列関係であること
1-1・タブの中にある情報が一つ
タブは、一つのデータを複数の条件で出し分ける目的に向いています。
例として、wikiのようなサービスが挙げられます。
Wikiでは、1ページ毎に、それぞれのページに対応した「閲覧」「wiki文法での編集」「リッチテキストでの編集」「ページ管理」といったメニューが存在します。それぞれのメニューに主従関係はありません。
このようなコンテンツの場合、タブインターフェースによる切り替えは理にかなっているといえます。


1-2・タブの中にある情報が複数の場合は、すべてが並列関係
タブは、上下関係のない同じ種類の情報が大量にあったとき、それをある一定のルールに基づいてグループ分けして表示する目的に向いています。
ニュースサイトは(通常)、1ページに1つの記事が掲載されています。それぞれに上下関係はありません。このような状態を「並列関係」と規定します。
Amazon.co.jpにはかなり大量の情報がありますが、商品情報は(基本的に)「1ページ=1商品」です。このような場合に、タブによるグループ分け表示は適しています。

タブは並列関係にある同じ種類の情報を、あるルールにのっとって分割するから意味があります。情報に階層関係、主従関係があると、デフォルトのタブを開いている状態のときに他のタブをクリックしたらどのような結果になるかをユーザーが想像しづらくなってしまいます。
Amazonの場合、並列関係にある商品のみにタブが使われています。もし同じ種類に属さない、商品以外の「欲しい物リスト」や「カートを見る」がタブに含まれたら、とたんに難しいインターフェースになってしまうでしょう。
2・ページの遷移が発生しないこと
タブインターフェースを採用するなら、タブをクリックしたときにページ遷移をさせないほうがいいと思います。
ユーザーが、「タブをクリックしたらページ遷移が発生する」と想像しづらいからです。
ページ遷移が発生するかどうかわからないということは、タブを切り替えたときに「切り替えた前の状態が保存されているかどうか」の予想がユーザーにはつかない、ということです。
タブインターフェースを採用しつつページ遷移が発生する例として、Yahoo!メールとYahoo!カレンダーで起こる問題を考えてみます。

会議参加依頼のメールが届いて、その予定をYahoo!カレンダーに登録しようするときのフローを考えてみましょう。
- 会議参加依頼のメールが届く。参加を決める。
- 予定を登録しようと、タブ「カレンダー」をクリック。自分のカレンダーが表示される。
- カレンダーに予定日時を入力。
- 続いて場所も入力…しようと思ったときにメールに書かれていたはずの場所を確認していないことに気づく。
- 場所を確認しようと、メールのタブをクリックして、該当メールに戻る…つもりがメールサービスのトップページへ遷移してしまった。
- 慌ててカレンダーのタブをクリックしたら、カレンダーサービスのトップ画面が表示。カレンダーに入力途中だったデータは消えた。最初から入力しなければ。
- 凹む。
ページの遷移が発生することをユーザーが想像しづらいタブインターフェースでは、情報のリセットが行われると想像するのが難しく、「元のタブに戻れば以前の状態が保存されている」ように錯覚しがちです。
これがもしタブインターフェースでなかったらどうでしょう。
もしボタンメニューだったなら、ユーザーは「メニューをクリックすると単にページ遷移が起きる、だから入力途中のデータはなくなる」と想像がついたはずです。
3・複数タブの情報を同時に見る必要がないこと
上記「ページの遷移が発生しない」の例でもわかるとおり、カレンダーとメールは同時に表示しつつ利用することがあります。このような場合は、タブインターフェースを採用するべきではありません。
タブは小さなスペースで多くの情報を表示するのに適していますが、それらの情報を比較しながら閲覧することに向いていません(というか同時に表示されないので比較すらできません)。
4・タブがデフォルトのままでもサービスが価値を失わないもの
タブは、クリック率の低いインターフェースです。
ですから、「タブをクリックしてくれないとユーザーに楽しさが伝わらない」「クリックしなければサービスの目的が満たせない」ような場面で採用するべきではありません。
ヤフーのトップページにあるニュースコンテンツは優れた例だと思います。

「トピックス」という名前で注目の記事が表示されています。一般のユーザーは、トピックスの記事を目にすれば十分です。
もし他の記事を見たくなったり、他の記事を見る必要が生じた場合には、きっとタブをクリックしてくれるでしょう。
もともとニュースを見ることが目的なら、きっと「一覧」をクリックしてくれるはずです。
仮にユーザーがタブをクリックしてくれなくても、トップページの価値が下がることはありません。










