“UI”を再定義してみる
前から書きたかったテーマです。
AjaxやDHTMLの普及は、(適所で利用することで)ユーザビリティーの向上に貢献しました。
リッチインターフェースはユーザーに新たなエクスピリエンスをもたらしたわけですが、それだけではなく、製作現場にも変化を起こしています。
前々から何度か触れている、「UI構築作業が一気にプログラマーにシフトした」という点です。
しかしインターフェースのajax化は、期待されているほどCSの向上、ユーザー数の確保に結びついていないようです。
理由として、「UIとはなにか?」という定義に、PGとプランナーとに差があるからだと思います。
そこで「UIとは?」を、あらためて考えてみようと思います。
AjaxやDHTMLの普及は、(適所で利用することで)ユーザビリティーの向上に貢献しました。
リッチインターフェースはユーザーに新たなエクスピリエンスをもたらしたわけですが、それだけではなく、製作現場にも変化を起こしています。
前々から何度か触れている、「UI構築作業が一気にプログラマーにシフトした」という点です。
しかしインターフェースのajax化は、期待されているほどCSの向上、ユーザー数の確保に結びついていないようです。
理由として、「UIとはなにか?」という定義に、PGとプランナーとに差があるからだと思います。
そこで「UIとは?」を、あらためて考えてみようと思います。
考え方1:UIとは、サイトとユーザーを結ぶものである
一般的なUIの定義はこれだと思います。
ボタンやリンクがUIであるという考え方です。したがって、それを改良するのにjavascriptやajaxを使うのは当然の判断です。
考え方2:UIとは、PCとユーザーを結ぶものである
「ブラウザーに表示されているもの、すべてがUI」という考え方です。
この場合、UIを改良するために、サイトフローや構成全体の見直し、が選択されます。
考え方3:UIとは、目的とユーザーを結ぶものである
「PCを使うこと」自体がUIであるという考え方で、私はこれを支持します。
目的を達成するためには、もしかしたらPCでなくてもいいはずだ。そこまで根本的に考えます。
この考え方だと、UIの改良に「なにかをIT化するのではなく、目的に近づけるための新しい提案があってもいい」ということになります。サイトフローどころか、サイトと目的を結びつける手段までもを考え直す、ということです。
この3つの考え方の違いについては、CGソフトを例に出すとわかりやすいかと思います。
- 純粋なキャンバスシミュレーターとしてのpainter
- PCのためにインターフェースを構築したphotosop
- 目的を重視しつつ「絵を描く」という行為自体を検討し直したIllustrator
3番目の考え方無しには、イラレは登場しなかったと思います。
つまりUIとは、グラフィックデザインやインターフェースデザインだけでなく、アーキテクチャデザインや消化されるタスクなど、複数の要素が絡み合って構成されているものということができそうです。
したがって、UIの改良に「ajaxを導入すれば」「動的なインターフェースにすれば」というのは(間違ってはいないのですが)根本的な解決にはなりません。実際、プログラマーが思っているほどにはそれがCSに結びつかないことが多いと思います。
これまで、「Webディレクター=画面デザイナー」という間違った認識が広まっているのは、「プログラマーとグラフィックデザイナーを比べたら、後者の業務のほうがサイトのCSにより影響するから」という理由だったのだと思います。
もしそうならば、UIに密接に関わるようになったプログラマーも、今後はサイト全体のディレクション能力が要求されるようになるのかもしれません。
実際にそんなことが可能なのでしょうか?
- プログラマーがサイト全体ディレクションの能力を身に着ける
- グラフィックデザイナーがPGと会話できる程度の知識を見につける
- それ以外の技術的なブレイクスルーが起こる(ソースネクストあたりから『簡単ajax』が2,000円で発売)
どの選択肢が現実的なのかな? とか考えたりもします。
ちなみに私は、
「PG、GDと会話できるギリギリの知識を身につけつつ、サイト構成を大上段から見れるようにマーケティングやIA、プロジェクト管理の勉強をする」
という選択をしていますが、果たして。


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