データ登録をしてもらうための工夫

前回の話を、もう少し具体的に書いてみます。


母親が携帯電話を欲しがっていたので、『らくらくホンⅢ』をプレゼントしてみました。
パッケージには初心者用のマニュアルも添付されていたので、あえて操作説明はせずに、設定を自分でしてもらうことにしてみました。

すでにケータイを持つのは当たり前の時代ですから、機械音痴な母でもケータイを使うとどんなことができるかは知っています。

しかしその便利機能を利用するには、初期設定をしなければいけませんし、アドレス帳を使うのにも友だちを登録する必要があります。


そして2週間たった今日。どうやら電話は使えているようですが、メールはまだ設定すらしていないとのことでした。

電話の使い方も、初心者用マニュアルを読んでもよくわからなかったらしく、アドレス帳の登録の仕方はほかの人に教わったそうです。

登録さえすれば、便利なのはわかっているのです。でも、その「登録する」という行為をさせてあげないことには、ユーザーは便利さを享受できないのです。

家計簿サイトなら、支出をいくつか登録してもらわないとなにもできませんし、ソーシャルブックマークサイトでも、登録数が2つや3つではその魅力を発揮できません。
ですから、最初のうちは、なるべくデータを登録してもらいやすくするという工夫が必要です。


ユーザーにデータを登録してもらうには、以下の4つのやり方があると思います。
  • 登録自体を楽しくする
  • 登録のやり方を教えてあげる(チュートリアル)
  • 登録をすごくわかりやすく簡単にする
  • いつの間にか登録されている

そのうち、個人的に今後の主流になると思っているのは4番目の「いつの間にか登録されている」なのですが、さすがにケータイでは難しそうなので、2番目か3番目の方法を工夫できないものでしょうか。


ケータイを初めて使う場合、使い始めのころはリアルな知り合いからしか連絡が来ないはずです。ならばアドレスブック登録数が少ないうちは、未登録の番号から着信があったら、
「この番号は友だちですか?ならばアドレスブックに登録しませんか?」
と聞いてきてくれればすぐに登録しようという気になるかもしれません。

登録するときに、「この人は友だち?それとも、仕事上だけのつきあい?」とか聞いてくれて、その解凍次第で、グループ設定をしなくても着信音が違う、とかもいいかもしれません。


まとめると、何か機能を加えたときは、
  1. 気づかせフェーズ
  2. 設定フェーズ
  3. 受動利用フェーズ
  4. 能動利用フェーズ
  5. 使いこなしフェーズ(ソーシャル的な使い方など)

があり、それぞれもっと簡単にするやり方を検討するべきだと思います。


もうすでに、登録/管理/活用すべき情報は、ネット上に満たされていると思います。
それをどう登録してもらうのか、もしくは収集するのか、そしてどう活用するのかを考えてみる必要があるのではないでしょうか。


あと、このままというのもどうか思うので、来週末あたり、メールの設定をしに実家に帰ろうと思います。
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