楽天とライブドアが採用している、ユーザーのブラウザー履歴を利用する広告システム『ad4U』について
category : 日常生活
楽天やライブドアのページにアクセスすると、広告枠にバナーが表示される直前に一瞬、なんか数字のカタマリのようなものが表示されるのが気になっていました。
サブリミナル効果を狙ったなにかなのかと思っていたのですが、IT-PLUSの「行動ターゲティング広告はどこまで許されるのか」という記事で、ドリコムが開発した『ad4U』という広告配信システムがあることを知りました。どうやらそれが使われているページは、このような現象が起きるようです。
ad4Uとはドリコムによるターゲティング広告の一種で、ユーザーのブラウザーからアクセス履歴を取得し、ユーザーの特性を把握して、そのユーザーに合った広告を配信するシステムのようです。
たとえば、わたしが楽天にアクセスしたとします。楽天はわたしのブラウザーに「Yahoo!不動産」へのアクセス履歴があるかどうかをチェックし、あるのなら、「いまわたしは物件を探している」と判断し、不動産系の広告を表示する、という動きをします。
仕組み的には、数年前にいちどセキュリティーへの不安が議論になったことがあるもので、目新しくはありません。以下のようなものです。
(中略)
この仕組みは過去に議論になっていますし、海外のエロサイトでもすでにこの技術は使われているようですので(なぜ海外のエロサイトのことを知ってるの?という疑問についてはノーコメント)、ドリコムが特許を取得できてるとは思えません。楽天やライブドアの技術力をもってすれば、ドリコムに頼ることなくad4Uと同等の広告システムは開発できたと思われます。
それでも独自開発しなかったのは、リスク判断が行われた結果なのかな、とか思ったりもします。
ad4Uはセキュリティー的にどうなのか、という議論はあるでしょう。楽天に掲載されている説明文を読むと、ユーザーのブラウザー履歴データはサーバーに送信されることなく、広告配信までの処理はすべてクライアント側で行われているようではあります。
ただ「ブラウザーの履歴を勝手にチェックされ利用されている」というのがいい気分ではない、という意見があることは理解できる気がします。
ネット上では、「悪意のある者がこの仕組みを利用して悪事を働くことができるのでは」という理由から、この仕組みについてオープンにしてはいけない、といった意見が多いようです。
しかしわたしは、この件は隠し立てされることなくネット周辺でもっと情報が広まって議論され、その結果ブラウザーメーカーやセキュリティーソフトメーカーが判断して対応すればいいのかな、と思います。
すでに楽天やライブドアといった大手が採用している時点で隠し立てするのは無意味だと思われるからです。
それならば、(もし問題があるのなら)少しでも早くなにかしらの対策がなされるよう、オープンに議論したほうがいいのではないでしょうか。
追記(1/11 1:00):
ブラウザー履歴の取得方法やサンプルの掲載部分を“(中略)”としました。
サブリミナル効果を狙ったなにかなのかと思っていたのですが、IT-PLUSの「行動ターゲティング広告はどこまで許されるのか」という記事で、ドリコムが開発した『ad4U』という広告配信システムがあることを知りました。どうやらそれが使われているページは、このような現象が起きるようです。
ad4Uとはドリコムによるターゲティング広告の一種で、ユーザーのブラウザーからアクセス履歴を取得し、ユーザーの特性を把握して、そのユーザーに合った広告を配信するシステムのようです。
たとえば、わたしが楽天にアクセスしたとします。楽天はわたしのブラウザーに「Yahoo!不動産」へのアクセス履歴があるかどうかをチェックし、あるのなら、「いまわたしは物件を探している」と判断し、不動産系の広告を表示する、という動きをします。
仕組み的には、数年前にいちどセキュリティーへの不安が議論になったことがあるもので、目新しくはありません。以下のようなものです。
(中略)
この仕組みは過去に議論になっていますし、海外のエロサイトでもすでにこの技術は使われているようですので(なぜ海外のエロサイトのことを知ってるの?という疑問についてはノーコメント)、ドリコムが特許を取得できてるとは思えません。楽天やライブドアの技術力をもってすれば、ドリコムに頼ることなくad4Uと同等の広告システムは開発できたと思われます。
それでも独自開発しなかったのは、リスク判断が行われた結果なのかな、とか思ったりもします。
ad4Uはセキュリティー的にどうなのか、という議論はあるでしょう。楽天に掲載されている説明文を読むと、ユーザーのブラウザー履歴データはサーバーに送信されることなく、広告配信までの処理はすべてクライアント側で行われているようではあります。
ただ「ブラウザーの履歴を勝手にチェックされ利用されている」というのがいい気分ではない、という意見があることは理解できる気がします。
ネット上では、「悪意のある者がこの仕組みを利用して悪事を働くことができるのでは」という理由から、この仕組みについてオープンにしてはいけない、といった意見が多いようです。
しかしわたしは、この件は隠し立てされることなくネット周辺でもっと情報が広まって議論され、その結果ブラウザーメーカーやセキュリティーソフトメーカーが判断して対応すればいいのかな、と思います。
すでに楽天やライブドアといった大手が採用している時点で隠し立てするのは無意味だと思われるからです。
それならば、(もし問題があるのなら)少しでも早くなにかしらの対策がなされるよう、オープンに議論したほうがいいのではないでしょうか。
追記(1/11 1:00):
ブラウザー履歴の取得方法やサンプルの掲載部分を“(中略)”としました。




