IE8ダウンロードページで考えるフォームレイアウト

自分がさっきハマったのでエントリー。


マイクソロフトのサイトでIE8をダウンロードしようとしたのですが、画面上でダウンロード実行ボタンを見失ってしまい、ました。

「推定ダウンロード時間」というプルダウンがあったのでそれを選択したら、そのあとでダウンロードボタンがなかなか見つからなかったのです。

画面1・マイクロソフトのサイトでのダウンロード画面

見つからなかった理由は、「submitボタンはすべての選択肢を選び終わった、フォームの最下部にあるもの」という思いこみがあったので、フォーム上部にあった「ダウンロード」ボタンに気づかなかったからです。

このページのUIの問題点は、
  • 実は選択必須ではない「推定ダウンロード時間(自分の回線がなんなのかを選ぶプルダウン)」を必ず選択しなければいけない、と勘違いしてしまう(実際は、選んだところで推定ダウンロード時間の表示が変わるだけです)
  • 推定ダウンロード時間、言語の変更プルダウンがあったので、ダウンロード実行ボタンはそれより下にあると思い見つけづらい
点だと思います。


おそらく、「選択が必須でないフォームは、必要な人だけの目に止まればいい、だからダウンロードボタンの下に配置しよう」ということなのだと思います。
図1・マイクロソフトのダウンロードページにおける選択が必須でないフォームとsubmitボタンの位置関係

しかし選択必須でないフォームでも、やはりsubmitボタンの上にレイアウトしたほうがわかりやすいと思います。「実行ボタンはフォーム群の最後にある」というのは、すでにユーザーの常識になっていると思われるからです。
図2・改善案1

また、そもそも、必要のないボタンなら入力させない、ということを考えるべきです。
実際、FirefoxやOperaはダウンロードするときになにも選択する必要はありません。ダウンロードボタンをクリックするだけです。
図3・改善案2


最近のUIは「必要でない選択肢はなるべく表示させない」という考えが主流のようになっている気がします。
選択させるなら、その労力に見合ったバックがあるときだけにするべきですし、そのときでもレイアウトは慎重に検討するべきだと思います。

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『NAVITIME』に見るケータイサイトのページ分割基準

ルート検索サイトって便利ですね。
わたしは出かけるとき出発がギリギリの時間になってしまうことが多いので、しょっちゅう最短ルート検索機能を利用しています。
(余裕のある時間に出かければいいじゃないかという正当な意見は却下)


NAVITIME』ではPCとケータイが連動しており、あらかじめ出発地や目的地、ルートをPCで設定してけば、あとから簡単にケータイで呼び出せるようになっています。
画面1・『NAVITIME』のPC版で検索地点やルートを登録する


なっているはずなのですが、実際にケータイから使ってみると、
画面2・登録した地点やルートを呼び出すにはリンクをたどらなければならない
登録済みの地点やルートは、リンクをたどらないと呼び出せないようになっています。
これではあらかじめ地点やルートを登録したメリットがない…。


「ページ遷移が1回増えたぐらいで」と思われるかもしれませんが、わたしは自宅最寄り駅が地下にあるので、電車移動中のアクセスはタイミングが限られるのです。
そのため、ページ遷移が1回増えただけでも、使い勝手にかなり影響してくるのです。

実際NAVITIMEの場合、電車に乗ってからサイトにアクセスすると、登録済みルートにたどり着くまでに3駅ぐらい過ぎてしまいます。
「すぐに検索できること」がルート検索サイトの重要な要素であるはずなのに。


ケータイは容量や通信速度、画面の広さに制限があります。そのため、1ページあたりのコンテンツ量を(PCと比べて)絞る必要があります。

しかし一方で、それらの制限があるがゆえに、利用したい機能にたどり着くまでの距離が長くなるだけで、機能を利用する意味がなくなってしまうこともありえます。


ですから1ページにどの要素を含めるか、どこでページ分割するかは単純にページ容量だけで判断せず、その機能がどのようなシチュエーションで呼び出されるかを考慮の上で決めるべきだと思います。

そしてそうなるとUIを考える上でますます、リサーチやペルソナ、シナリオが重要になってくるような気がします。

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D902iのボタンロック機能

私はケータイをポケットに入れてます。
ポケットに入れるとよくあるのが、知らないうちにボタンが押されていること。いつの間に、誰かに電話をかけてしまっているのです。

それを避けるため、私の利用しているD902iにはサイドにボタンロックスイッチ(スライドスイッチ)があります。これをONにしておけば、ボタン操作が無視されるようになっています。
D902iD902iのロックボタン
また、スライドをクローズしておくと、自動的にロックがかかるようにもなっています。2重のロックですね。

ところがこの機能、メール入力中だったり、imode閲覧中、iアプリ実行中にはまったくロックがかかりません。
待ち受け状態でないとロックされないのです。

NAVITIMEでルート案内をされているときに、ふとポケットにケータイを入れると、次に見るときにはどこかのボタンが押されて、リセットされていたりするのです。これではわざわざ限られたスペースにボタンロックスイッチを用意した意味がありません。

ボタンロックスイッチという、それ専用のインターフェースを用意したのですから、あらゆる場面でロックが反映されるべきだと思います。


このように最近のケータイは、どうもインターフェースの細かい使い勝手の部分がおざなりにされている気がします。
リリースノルマに開発がついていってないのでしょうか。


前にも書いた、お年寄り向けケータイ「らくらくホンⅢ」も、ブラッシュアップされていないと思われる点があります。
ちょっとした工夫で、ケータイを持つ喜びを購入直後に体験させてあげることができるのに…と思うのです。たとえば

  • 自分のメアドを、すでにケータイを持っている友達に簡単に「ショートメール」で送信する機能
    • (初心者に、自分のメアドを伝えさせたり、相手のメアドを入力させたりなんて敷居が高すぎですが、相手の電話番号ならすぐに聞きだすことができるはず)
  • よく電話がかかってくる相手で、かつまだアドレス帳に登録されていないときは「登録しますか?」と聞いてきてくれる
  • 同じ名前で2回登録してしまうことがある(電話番号登録時とメアド登録時)ので、名寄せをしてくれる

などなど。考えればまだまだ出てきそうです。

ケータイの楽しみ方なんて、誰かとコミュニケーションをとること以外にはないはずですから、まずはすぐに目的であるコミュニケーションの楽しさを体験させるべきだと思うのです。


身近に使われるものほど細部がユーザーエクスペリエンスに決定的な影響を与える、ということを意識してモノヅクリをしたいですね。
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