インターフェースとマーケティングとの関係
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『DESIGN IT! w/LOVE』さんのエントリー、『製品中心から人間中心のデザインへ』と『マーケティングとユーザビリティに対するデザイナーの失望』はとても興味深い内容でした。
私のブログのテーマである「インターフェースとマーケティングとの関係」について触れられており、また私が曖昧にしていた部分(理解できていない部分)をわかりやすく明文化されていて、職場で読んでいてかなりテンションが上がりました。
(同時に自分のダメさ加減にショックを受けました)
いい機会なのであらためて、「サービス検討段階でマーケティングはどのようにかかわればいいのか?」をテーマに
について考えてみます。
もう少し整理してからエントリーしたかったのですが、なんとなく機を逃してしまうような気がしたので、触発されたままのイキオイでアップしてしまいます。
あとで修正するかもしれません。
製品やサービスは本来、なにかの目的を達成するため(もしくは目的達成に近づくため)の手段です。
言い換えると、手段であるサービスを検討するためには、目的を正確に把握することが重要になってきます。
ただ前提として、「一般の人は自分の本当に欲しい物を分かっていない」ということを理解しておきたいです。
ユーザーのニーズを得るのは比較的簡単です。しかしNeedsを満たしても、Needsはユーザーの本当の目的ではなくたくさんある手段のうちの一つであることが多いため、ユーザーの本当の目的を達成していないということがほとんどなのです。
例として家計簿を挙げてみます。
家計簿は、「つけれるものならつけたほうがいいよね」の筆頭かと思います。三日坊主で終わった人も多いでしょう。
家計簿のNeedsは、家計簿をつけている人(またはつけようとして断念した人)にアンケートを採れば簡単です。
という意見がほとんどです。
つまり「簡単に楽しく家計簿をつけたい」のですね。
しかしこれらを解決すれば、ユーザーの本当の目的は達成できるのでしょうか。
いやそもそも、本当の目的ってなんでしょうか?
本当の目的を把握するためには、NeedsからWantsにさかのぼる作業をします。
これは、マインドマップをさかのぼる作業に似ています。

NeedsからWantsへは、さかのぼればさかのぼるほど、ユーザーの本当の目的に近づいていきます。
ただし、逆に内容はアバウトになっていきます。
「お金の出納を把握する」ではまだまだ具体的ですが、「なりたい自分になる」あたりではいかにもアバウトで、企画が曖昧になってしまいそうです。
どこまでさかのぼればいいのか?といのは僕にはまだ良くわかっていません。
ただし少なくとも企画段階では、家系図でいう5親等くらいの広がりは検討した方がいいような気がします。
これを『Wants5親等の法則』と呼びます(いま考えた)。
さて、Needsをさかのぼりつつ「なりたい自分になる」というWantsにたどり着くには、
「20代後半から30代前半の人は、理想とする自分の将来像を持っており、自分が理想に近づくための金銭的・時間的投資を惜しまない傾向にある」というリサーチ結果を把握している必要があります。
また、このリサーチ結果を検討材料に含めるかどうかは、サービスの対象に「20代後半から30代前半の人」が含めるのかどうかにもよります。
この時点である程度のマーケティング的判断が必要になってくるのではないでしょうか。
NeedsとWantsを把握できたとして、次にそれをサービスとインターフェースに落とし込むプロセスについて考えてみます。
これには主に
の3つの要素があると思います。

UIをペルソナに合わせる、というのはよくあることだと思いますが、私は機能すらもペルソナに左右されるべきだと思っています。
「なりたい自分になる」家計簿サービスという視点で考えてみます。
20代のペルソナを用意した場合、20代というのはいまあるお金の投資方法によって自分の成長具合に変化があるわけですから、目的に達するためには、ただ収支を管理するだけでなく、「なににお金を使うべきか」「あなたが使ったお金はどれだけ将来の自分に対する投資となっているか」をなんらかの方法で把握できる機能が必要かもしれません。
逆に60代の人が使うサービスなら、「成長のための投資」機能は(20代と比較して)要求度は低いです。生涯に使える予算がすでにある程度分かっているなかで、リスクを避ける運用方法や、単純に「今月はあといくらお金を使えます」機能が重要視されるかもしれません。
ペルソナによって
などは大きく異なるわけですから、機能も、目的とペルソナによって左右されるべきではないでしょうか。
ペルソナとも関係あるかもしれません。
技術には制作者が利用できる技術とユーザーが利用できる技術、二つの視点が必要です。
「今現在」利用可能な技術だけでなく、1年後にはどのような機能がユーザーに使われているか?それは今回の企画でユーザーインターフェース改善に使えるか?を考える必要があるかと思います。
たとえば、対象とするペルソナが「ケータイの機能をいつでもフルに使いこなしている新しい物好き」であるならば、
を前提に機能やUIを検討してもいいかもしれません。
アイデアの出し方と反映方法については本稿とは別テーマなので割愛しますが、このアイデアの数(と有用性)が、サービスの独自性につながるのだと思います。
検討した結果、考案されたサービスから得られるoutputがWants(なりたい自分になる)に近いかを吟味し、不十分だと思われたら、繰り返し繰り返し再検討する必要があると思います。
私の考える「サービス検討段階でマーケティングはどのようにかかわればいいのか?」は以上です。
このエントリーを書いているうち、『マーケティングとユーザビリティに対するデザイナーの失望』で触れられている
という一文は、機能とUIを検討するプロセスが別にあるためにおこる問題なのでは?と思えてきました。
具体的な解決方法は『製品中心から人間中心のデザインへ』で書かれている
ですでに見えているのでは、と思ったのですがどうなのでしょう?
私のブログのテーマである「インターフェースとマーケティングとの関係」について触れられており、また私が曖昧にしていた部分(理解できていない部分)をわかりやすく明文化されていて、職場で読んでいてかなりテンションが上がりました。
(同時に自分のダメさ加減にショックを受けました)
いい機会なのであらためて、「サービス検討段階でマーケティングはどのようにかかわればいいのか?」をテーマに
- ユーザーのNeedsを正確に把握し、サービスとインターフェースに落とし込むプロセス
- その課程でマーケティングはどのようにかかわればいいのか
について考えてみます。
もう少し整理してからエントリーしたかったのですが、なんとなく機を逃してしまうような気がしたので、触発されたままのイキオイでアップしてしまいます。
あとで修正するかもしれません。
ユーザーの「達成したいこと」(Needs)から、「本当の目的」(Wants)を導き出すプロセス
サービスとは目的達成に近づくための手段であることを再確認しよう
製品やサービスは本来、なにかの目的を達成するため(もしくは目的達成に近づくため)の手段です。
言い換えると、手段であるサービスを検討するためには、目的を正確に把握することが重要になってきます。
ただ前提として、「一般の人は自分の本当に欲しい物を分かっていない」ということを理解しておきたいです。
ユーザーのニーズを得るのは比較的簡単です。しかしNeedsを満たしても、Needsはユーザーの本当の目的ではなくたくさんある手段のうちの一つであることが多いため、ユーザーの本当の目的を達成していないということがほとんどなのです。
家計簿サービスを例に考えてみる
例として家計簿を挙げてみます。
家計簿は、「つけれるものならつけたほうがいいよね」の筆頭かと思います。三日坊主で終わった人も多いでしょう。
家計簿のNeedsは、家計簿をつけている人(またはつけようとして断念した人)にアンケートを採れば簡単です。
- 入力をもっと簡単に
- ケータイからも入力できるように
という意見がほとんどです。
つまり「簡単に楽しく家計簿をつけたい」のですね。
しかしこれらを解決すれば、ユーザーの本当の目的は達成できるのでしょうか。
いやそもそも、本当の目的ってなんでしょうか?
NeedsからWantsへさかのぼる
本当の目的を把握するためには、NeedsからWantsにさかのぼる作業をします。
これは、マインドマップをさかのぼる作業に似ています。

NeedsからWantsへは、さかのぼればさかのぼるほど、ユーザーの本当の目的に近づいていきます。
ただし、逆に内容はアバウトになっていきます。
「お金の出納を把握する」ではまだまだ具体的ですが、「なりたい自分になる」あたりではいかにもアバウトで、企画が曖昧になってしまいそうです。
どこまでさかのぼればいいのか?といのは僕にはまだ良くわかっていません。
ただし少なくとも企画段階では、家系図でいう5親等くらいの広がりは検討した方がいいような気がします。
これを『Wants5親等の法則』と呼びます(いま考えた)。
NeedsとWantsの階層を上下するには、リサーチ資料が必要なのではないか
さて、Needsをさかのぼりつつ「なりたい自分になる」というWantsにたどり着くには、
「20代後半から30代前半の人は、理想とする自分の将来像を持っており、自分が理想に近づくための金銭的・時間的投資を惜しまない傾向にある」というリサーチ結果を把握している必要があります。
また、このリサーチ結果を検討材料に含めるかどうかは、サービスの対象に「20代後半から30代前半の人」が含めるのかどうかにもよります。
この時点である程度のマーケティング的判断が必要になってくるのではないでしょうか。
サービスとインターフェースに落とし込むプロセス
NeedsとWantsを把握できたとして、次にそれをサービスとインターフェースに落とし込むプロセスについて考えてみます。
これには主に
- ペルソナ・シナリオ
- 利用可能な技術
- 数々のアイデア
の3つの要素があると思います。

1・ペルソナ・シナリオ
UIをペルソナに合わせる、というのはよくあることだと思いますが、私は機能すらもペルソナに左右されるべきだと思っています。
「なりたい自分になる」家計簿サービスという視点で考えてみます。
20代のペルソナを用意した場合、20代というのはいまあるお金の投資方法によって自分の成長具合に変化があるわけですから、目的に達するためには、ただ収支を管理するだけでなく、「なににお金を使うべきか」「あなたが使ったお金はどれだけ将来の自分に対する投資となっているか」をなんらかの方法で把握できる機能が必要かもしれません。
逆に60代の人が使うサービスなら、「成長のための投資」機能は(20代と比較して)要求度は低いです。生涯に使える予算がすでにある程度分かっているなかで、リスクを避ける運用方法や、単純に「今月はあといくらお金を使えます」機能が重要視されるかもしれません。
ペルソナによって
- どんなoutputが求められているのか
- どんなinput量、input方法なら負担に感じないか
などは大きく異なるわけですから、機能も、目的とペルソナによって左右されるべきではないでしょうか。
2・利用可能な技術
ペルソナとも関係あるかもしれません。
技術には制作者が利用できる技術とユーザーが利用できる技術、二つの視点が必要です。
「今現在」利用可能な技術だけでなく、1年後にはどのような機能がユーザーに使われているか?それは今回の企画でユーザーインターフェース改善に使えるか?を考える必要があるかと思います。
たとえば、対象とするペルソナが「ケータイの機能をいつでもフルに使いこなしている新しい物好き」であるならば、
- ケータイで撮影した画像は自動的に共有フォルダにアップロード
- GPS使い放題
を前提に機能やUIを検討してもいいかもしれません。
3・数々のアイデア
アイデアの出し方と反映方法については本稿とは別テーマなので割愛しますが、このアイデアの数(と有用性)が、サービスの独自性につながるのだと思います。
検討した結果
検討した結果、考案されたサービスから得られるoutputがWants(なりたい自分になる)に近いかを吟味し、不十分だと思われたら、繰り返し繰り返し再検討する必要があると思います。
「インターフェースとマーケティングとの関係」:おわりに
私の考える「サービス検討段階でマーケティングはどのようにかかわればいいのか?」は以上です。
このエントリーを書いているうち、『マーケティングとユーザビリティに対するデザイナーの失望』で触れられている
ほとんどのマーケティングリサーチがデザイナーにとっては意味をなさない結果しかもたらすことができないのではないかと僕もずっと感じています。つまりマーケティングリサーチの結果を知ったからといって、デザインをするうえで役立つ情報はまったく得られないと思っているわけです。
という一文は、機能とUIを検討するプロセスが別にあるためにおこる問題なのでは?と思えてきました。
具体的な解決方法は『製品中心から人間中心のデザインへ』で書かれている
製品ありきではなく、今回のように、あくまで人びとの行う行動ありきで、そこにどんな物があればよりその行動が円滑になるか、目的をよりよく達成できるようになるかを考えるという場合のほうが、より本来のUCDの良さを発揮できるんだなと、実際に作業を進めていて感じます。
ですでに見えているのでは、と思ったのですがどうなのでしょう?


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