ソーシャルブックマークをパーソナルナレッジデータベースとして利用できていますか?

画面1・はてなブックマークの画面
わたしはソーシャルブックマーク(以下『SBM』)に『はてなブックマーク』を利用しています。

はてぶに登録するまでのフローはだいたい以下のようなものです。
  1. check*pad』に「あとで読む」リストを作成し、気になるサイトがあればブックマークレットを使って放り込む
  2. 時間ができたときに「あとで読む」リストに登録されたサイトの内容を確認。今後も役に立ちそうだと思ったらはてなブックマークに登録する
  3. 必要なときに登録したブックマークから情報を得る



このように登録するのはスムーズに問題なく行えています。
しかし登録したブックマークをイマイチ有効活用できていないような気がしています。

ブックマーク数は増えていますが、その登録した情報をパーソナルナレッジデータベースとして使い切れていない気がするのです。


はてなブックマークをパーソナルナレッジデータベースとして利用する際の問題点


はてぶをパーソナルナレッジデータベースとして利用できていない理由は、以下だと思います。
  • 古い情報と新しい情報が一緒になってしまう
    • 技術情報などは常に進化するので、それを残しておいてもナレッジデータベースとしての価値を汚すだけのものになる場合があります。これを整理するのは面倒です。
      また、単純にソートすれば済むというわけでもありません。

  • SBMに登録した情報を使おうとしても、もしかしたら改めてGoogleなどで検索したほうが最新の良い情報が見つかるのではないか?と思ってしまう
    • 結局Googleを使ってしまうのなら、SBMに登録する必要あったの?となります。

  • 登録したブックマークから必要な情報を再取得するのが難しい
    • SBMに保存される情報はURL、タグ、そして数行のコメントくらいです。本文は保存されません(例外もあります)。
      そのブックマークにどんな情報があったかを思い出すために、それら少ない情報から記憶を呼び起こすか、さもなくば登録した膨大なブックマークのURLを再度アクセスして探さなければなりません。
      サイトの内容の一部を覚えていたとしても、それを元に検索できるわけでもありません。

  • webサイト外からの得た情報とマージするのが難しい
    • 有用な情報のすべてがwebから得られるわけではありません。人から聞いた話しや街で見かけたものに情報価値があることはよくあります。
      職業がweb関連以外の人ならなおさらでしょう。



今回は、これらの問題を解決しつつあるサービスをチェックしてみます。


はてなブックマークプラス


はてなブックマークは「ソーシャル」の部分がクローズアップされがちですが、今回の『はてなブックマークプラス』のリリースでは、ブックマーク自体の機能を強化することで個人のためのパーソナルナレッジデータベースとして使ってもらうことをかなり意識しているのではないかと思われます。

これによりビジネスツールとして一般企業への導入を目指しているのかもしれません(がぜんぜん違うかもしれません)


ナレッジデータベースの視点で見ると、本文テキストの全文検索が利用できるようになったのが大きな進化だと思います。
(ちなみに全文検索機能はYahoo!ブックマークも対応しているのですが、多分利用者ですら気づいていないと思います)

また、その全文検索機能は、Googleなどの検索サイトと同時に表示できるようになりました。(firefoxのみの機能?)


欠点は有料なこと、サービス自体がとても重くなる時間帯があることでしょうか。


evernote


画面2・windows用evernoteの画面
evernote』はSBMではないですが、ナレッジデータベースとして利用できるのではないかと思い使ってみています。


SBMより便利な点としては、URLではなく、データ自体を保存するタイプだと言う点です。これによりサイト中の必要な部分だけの登録もできます。

また、webサイト以外の情報も可能です。今は英語だけですが、デジカメで撮影した画像を登録すると画像中のテキストを抽出して検索対象にすることも可能です。iPhoneならこのあたりの連携がよりスムーズに行えるようです。
パーソナルwikiと同じような使い方ながら、wikiより格段に便利だと思います。


とはいえこちらもパーフェクトなわけではなく、WIndows用クライアントの出来がそれほど良くないこと、1アイテムごとにコメントを記入したいができないこと、そしてなにより日本語で使えないことがネックになっています。


Googleのパーソナライズ検索


画面3・Googleパーソナライズ検索の画面
Googleのパーソナライズ検索は単に検索結果をブラッシュアップさせるためのものでなく、Google検索自体をパーソナルナレッジデータベース化させるためのものだと思います。


検索結果のページで気に入ったサイトのランクを上げることで、ブックマークに保存させることなく、ブックマークとしての役割を検索ページが果たせるようになります。

全文検索はもちろんできますし、最新のサイトも検索結果にマージされていること、なによりもSBMの検索結果と違い、適合度順にサイトを表示してくれるのは魅力です。


しかしUI的な問題があります。

検索結果からたどったサイトを見て気に入り、そのサイトのランクをアップさせようとした場合、再び検索ページに戻らなければならないのは面倒です。

また、検索結果ページを経由することなく開いたサイトのランクを上げたい場合は、そのためだけにGoogleで検索しなければなりません。

しかしこれらUIの問題は今後、GoogleツールバーやGoogleブックマークと連携して改善されるような気もします。


ソーシャルブックマークをパーソナルナレッジデータベースとして利用できていますか?:まとめ


これら3つのサービスはそれぞれアプローチ方法が違っていますが、ナレッジデータベースという視点で見ると競合になるのではないでしょうか。

どれも一長一短がありますので、しばらくこの3サービスを併用して様子を見ようと思います。


ほかにパーソナルナレッジデータベースを使いこなす方法をご存じの方がいらっしゃいましたら、教えていただけるとうれしいです。
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